Web広告経由の注文件数を正確にカウントする方法【ShopifyやBASE、Makeshopなど】

皆さんはGoogleやYahooなどのWeb広告を運用していて、広告の管理画面上の注文件数と実際の注文件数が一致しないと悩んだことはないでしょうか?

最近はiOSのアップデートや2022年4月1日の個人情報保護法の改正により、どうしてもこのような事象が起こってしまう傾向にあります。

本記事では、ECサイトの注文が自然流入とWeb広告経由どちらの注文なのかを判断する方法を、どこよりもわかりやすく解説致します。

【この記事はこんな方におすすめ】

  • Google広告/Yahoo広告のパラメーター設置方法を知りたい方
  • Shopifyの管理画面から広告経由の注文かどうか判別する方法を知りたい方
  • Shopfyアプリを活用して、大量の注文から広告経由の注文件数を測定する方法を知りたい方
目次

URLパラメータとは

URL パラメータとは、データを収集するために URL の末尾に付け加えられる変数のことです。このURLパラメータを活用することで、Web広告経由の注文を判別することが可能になります。

URLパラメータを使えば流入元を正確に把握し、施策ごとの成果を測定することできるため、ウェブサイト運営に必須のものと言えるでしょう。

Google広告やYahoo広告でも管理画面上で設定しておくことで、広告のキャンペーンごとにどれくらいのアクセスや注文を獲得できているかを測定できるようになります。

注文件数の測定だけでなく、Googleアナリティクス上でアクセス数などの分析に使用することもできるため、Web広告を運用する担当者の方は必ず各キャンペーンごとにURLパラメーターを設定することをオススメ致します。

URLパラメータの設置方法

Google広告の場合

①Google広告の管理画面を開き、キャンペーン画面の左下(画像1枚目の赤丸部分)の「キャンペーン設定」をクリック

②その他の設定(画像2枚目の赤丸部分)をクリック

③キャンペーンのURLオプションをクリックし、カスタムパラメーターの「名前」「値」欄を入力

以上で設定完了です。

より詳しく知りたい方はGoogle公式のヘルプをご参照ください。

Google広告管理画面-①キャンペーン画面を開き、キャンペーン設定をクリック
その他の設定(画像2枚目の赤丸部分)をクリック
③カスタムパラメーターの「名前」「値」の箇所を入力

Yahoo広告の場合

今回はディスプレイ広告の場合で説明致します。

①検索広告の管理画面トップを開き、アカウント設定情報をクリック

②「編集」をクリックし、「トラッキングURL」欄を入力

以上で設定完了です。

より詳しく知りたい方はYahoo公式のヘルプをご参照ください。

また、今回ご紹介した設定はアカウント共通の設定ですが、キャンペーン単位での設定も可能です。

複数のキャンペーンを同時に運用される方はキャンペーン毎にもURLオプションを設定することを推奨します。

Shopifyの管理画面から広告経由の注文かどうかを判別する方法

①管理画面トップページから「注文管理」をクリック

②流入経路を調べたい注文をクリックし、画面右下にある「コンバージョンの概要」の下部「コンバージョンの詳細を表示」をクリック

③UTMパラメーターを確認する

コンバージョンの詳細を表示をクリック
UTMパラメータを確認

上の画像の例ではGoogleのリスティング広告であるキャンペーンに設定しているパラメータが表示されています。

これにより、Googleのリスティング広告で特定のキャンペーンから注文が獲得できていることが確認できます

Shopifyの管理画面「レポート」から施策別の注文件数を確認する方法

管理画面トップより

ストア分析>レポート>マーケティングに起因する売上

と開くことで、下画像のような画面を開くことができます。

「列を編集」をクリックすることで、出力するカラムを変更・追加・削除することもでき、CSVファイルでのエクスポートも可能です。

ストア分析>レポート>マーケティングに起因する売上

Shopifyでアプリを活用して、大量の注文から広告経由の注文件数を測定する方法

ここまで注文管理画面から一つ一つの注文を確認し、流入経路を確認する方法をご紹介致しましたが、このやり方では週や月などまとまった単位で検証・分析を行う際には非常に手間になってしまいます。

また、現状Shopifyの注文データをエクスポートする機能ではUTMパラメータを確認できません。

そこで、有料にはなりますがShopifyアプリを使用することで注文データからUTMパラメータを一括で出力し、各広告媒体やキャンペーンなど施策ごとの成果を確認することが可能になります。

UTMパラメータを出力できるアプリのうち、オススメは以下2つのアプリです。

EZ Exporter ‑ Data Exports(スタンダートプラン:月額$29.95)

Matrixify (ベーシックプラン:月額$20)

最後に

いかがでしたでしょうか?

Web広告などの施策成果を正確に確認することは、運営効率を最大化するためにも非常に重要なアクションと言えます。

各媒体の管理画面上の数値と実際の注文件数が一致しないケースは非常に多く見受けられます。

広告の管理画面のコンバージョン数を鵜呑みにするだけでなく、是非内部からも注文件数を測定してみてください。

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この記事を書いた人

MarketdiveはShopifyパートナーであり、独自に開発したShopifyアプリ「商品画像一括登録くん」を運営しています。またEコマース専門家として、Shopifyを中心にEC事業及びデジタルマーケティングのコンサルティングを提供しています。

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