【Shopify】越境ECの始め方とおすすめアプリ紹介

日本メーカー・ブランドの商品は、中国や韓国などのアジアだけでなくアメリカ・ヨーロッパなど多くの国で信頼を獲得しており、売上を拡大する機会があります。このブログを読者の中にも、「越境ECをはじめてみたい」と考えている方が多いのではないでしょうか?

実は、Shopifyでは2021年9月のアップデートにより越境ECを非常に簡単に始められるようになりました。標準機能だけでも十分に越境ECストアを作成することが可能ですが、アプリを活用することでさらに機能を充実させることが可能です。

この記事では、越境ECにおけるShopifyの強みと、Shopifyでの設定方法及びおすすめのアプリを紹介致します。最後までお読みいただければ、越境ECの始め方が丸っと分かりますよ!

【この記事はこんな方におすすめ】

  • 海外にも販路を拡大するため、越境ECを始めてみたいと考えている方
  • Shopifyでの越境EC設定にお困りの方
  • 越境ECに関するオススメのShopifyアプリを知りたい方
目次

越境ECを始めるならShopify

越境ECを見据えるのであれば、Shopifyは最も適したカートシステムであると言えます。その理由は3つあります。

①越境ECに向けた機能が充実している

2021年9月にShopifyに大型のアップデートが入り、越境ECに関する機能が大幅に拡張されました。これは後述する”マーケット”機能によるものです。

これにより、閲覧ユーザーの住んでいる国や地域、使用する言語によってトップページや商品ページ・注文確認メールなどあらゆる項目を言語切替できるようになり、商品価格や送料、税金は自動計算または設定したルールに基づいて計算できるようになりました。

クレジットカードの不正利用や詐欺利用などへの対策機能も充実しています。

②足りない機能を補うShopifyアプリが日々開発されている

一般的な海外向けネットショップを運営する上で必要な機能は、基本的はものであればShopify標準機能でも充分揃っています。しかし、それでもストアごとに細かな要望は異なり、”痒いところに手が届かない”こともよくあります。

そういった細かい要望には、Shopifyの拡張機能である”Shopifyアプリ”をインストールすることで対応できます。これはアドオン・プラグインと同じ意味合いのもので、世界一のECプラットフォームであるShopifyだからこそ、筆者である我々マーケットダイブのように多くの開発者が日々新たなアプリを開発しています。

③バージョンアップデートの頻度とサーバーの強さ

これは越境EC云々以前の問題として、数あるカートシステムの中でもShopifyのバージョンアップデートの頻度は非常に高く、アプリだけではなく標準機能自体も定期的に追加・改修されています。また、サーバーの強さにはかなりの定評があり、2021年の稼働率はGmailを超えているともされています。

ECストアにとって、サーバーの通信速度と安定性は非常に重要なものです。通信速度が遅ければ検索順位に悪影響を及ぼし、サーバーがダウンしていれば売上の機会損失に繋がる、といった危険性があります。海外向けのネットショップを運営するのであれば、普段以上にそこを意識せざるを得ませんが、Shopifyであれば安心です。

もちろん、日本国内での検索順位や売上にも優位に働くことが期待できます。

通貨別、国・地域別に価格を設定する方法

それでは、Shopifyストアで実際に越境ECを始めるための設定を進めましょう。まず、通貨別及び国・地域別に商品価格を設定する方法を説明します。

①管理画面トップから”設定”→”マーケット”をクリック

“設定”→”マーケット”をクリック

②”マーケットを追加”をクリック

”マーケットを追加”をクリック

ここで通貨別に価格を設定できます。

通貨別だけでなく、国別に商品価格を設定したり、全商品に一括で倍率を設定し増額・減額することも可能です。

例:米ドルの価格設定画面

国・地域別に送料・税額を設定する方法

次に、国別・地域別などで送料や税金を設定する方法をお伝えします。

①管理画面トップから”設定”→”配送と配達”をクリック

②”新しいプロファイルを作成する”をクリック

“設定”→”配送と配達”、”新しいプロファイルを作成する”をクリック

③配送エリアの送料の条件を設定する

国・地域を設定する
送料を設定する

上の画像のように、国・地域別で設定した通貨もしくは日本円のどちらで算出するかを設定できます。郵便局などで配送する場合は為替変動の影響がリアルタイムに反映されるわけではないため、日本円で計算する方法が良いかと思いますが、現地通貨で支払う配送業者の場合、リスクを避けるためにも現地通貨で設定しておくのが無難かもしれません。

また、関税や税金は管理画面トップより”設定”→”関税と税金”で設定が可能です。ただし一部の機能はShopifyペイメントを利用していることが条件になっています。

税金については下記2つの支払い方式があります。

  1. 注文金額に予め税金を加算し、店舗が支払う
  2. 注文金額には加算せず、注文者が支払う

例えば注文金額に税を加算する場合、アメリカであれば州別の税率を設定することが可能です。ただし、国別・地域別に税金を予め加算し徴収する方式は、各国の税制に関する専門的な知識が必要となるため非推奨です。

アプリ名:GeoLocation

アプリURL:https://apps.shopify.com/geolocation

価格:無料

最後に

いかがでしたでしょうか?

越境ECを始めると確実にマーケットが広がりますが、これまで設定方法に不安があり二の足を踏まれていた方も少なくないと思います。この記事を読んで、少しでも不安が解消され、Shopifyストアで越境ECを始めるきっかけになれば嬉しいです。

Marketdive(マーケットダイブ)では、Shopifyアプリ開発サービスを行っています。Shopifyアプリに関するご要望等があれば、是非以下のお問合せ欄からご連絡ください。

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この記事を書いた人

MarketdiveはShopifyパートナーであり、独自に開発したShopifyアプリ「商品画像一括登録くん」を運営しています。またEコマース専門家として、Shopifyを中心にEC事業及びデジタルマーケティングのコンサルティングを提供しています。

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