BASE大幅値上げ、これからの最適プランや移行先は?

BASEの値上げを受け、プランの変更やカートの移行を検討されている方も多いのではないでしょうか?

本記事では、現在BASEでEC(ネットショップ)を運営されている方におすすめの料金プランや移行先、その判断基準や移行の具体的な手順をご紹介致します。

目次

BASEの料金改定が発表

2023年11月7日、BASEの料金改定が発表されました。

詳しくは以下の記事で解説しておりますので、ご覧ください。

移行を検討すべき理由

BASEではグロースプランが料金改定による5,980円から19,880円となり約3.3倍の値上げとなります。

詳細は以下の通りです。

現行料金新料金
年払い※159,760円/年
(4,980円/月)
198,960円/年
(16,580円/月)
月払い5,980円19,980円
決済手数料※22.9%2.9%
BASE料金改定(2024年1月16日より)

※1:年払いは12ヶ月分をまとめてお支払いとなります。()内の金額は12分割した金額です。
※2:Amazon Pay,Paypalでの注文にはシステム手数料1%が加算されます。

1,総コスト

下記の表は各社サービスのプラン料金と決済手数料の合計を月商ごとに計算した表です。

最安値となるサービスには青線を、最高値となるサービスには赤線を引いています。

各サービスの比較表BASE
(グロースプラン)
STORES
(スタンダードプラン)
Makeshop
Shoify
(ベーシックプラン)
プラン料金(月額)16,580円3,480円12,100円4,983円※1
決済手数料(クレジットカード)2.9%3.6%3.19%/3.49%
※2
3.4%
月商50万円時のコスト合計34,480円21,480円28,050円21,983円
月商100万円時のコスト合計48,980円39,480円44,000円38,983円
月商300万円時のコスト合計106,980円111,480円107,800円106,983円
月商500万円時のコスト合計164,980円183,480円171,600円174,983円
各ASPカートの売上別コスト

※1:Shopifyのプラン料金は月額$33であり、$1=151円で換算した金額を表示しています。
※2:VISA/MASTERの決済は3.19%、JCB/AMEX/DINERSの決済は3.49%となります。上の表では3.19%の決済手数料で総コストを計算しています。
※3:各社オプションサービスやアプリの利用料金が加算されます。

各社ASPカートシステムのなかで月商150万円を超えるまではBASEが最も高いサービスとなります。

移行先の検討

月商が250万円あたりを超えると、BASEが最もコストの安いサービスにはなりますが、
目標とする月商が大きくなるにつれて、ストアデザインの自由度やマーケティング機能などの重要度が高くなってきます。

そこで、各社サービスのデザイン面や機能面を比較していきます。

各サービスの比較表BASE
(グロースプラン)
STORES
(スタンダードプラン)
MakeshopShoify
(ベーシックプラン)
ストアデザインの自由度☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
マーケティグ機能の充実度☆☆☆☆☆☆☆☆
バックエンド機能の充実度☆☆☆☆☆☆☆
構築難易度(星が多いほど簡単)☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
機能追加の自由度☆☆☆☆☆☆☆☆
ASPカート各社サービス比較

Shopifyは10,000種類を超えるアプリ(無料/有料あり)を導入することでさまざまな機能を追加することができます。
またデザインについてもコーディングやアプリの導入でほぼ無制限に実装が可能です。
またMakeshopは用意されているオプションサービスの利用やコーディングにより機能を充実させることができます。

対してBASEやSTORESは最低限の機能をもったネットショップを開店させることには向いていますが、追加でデザインや機能を充実させていくことはできません。

おすすめの移行先は?

現状BASEでネットショップを運営している場合、

月商20万円未満の場合:BASEのスタンダードプラン(無料プラン)

月商20万円以上の場合:Shopifyのベーシックプラン

をおすすめします。

また月商20万円未満の場合でも、ストアデザインを充実させたブランディングや既存顧客へのサービス充実などを目指していく場合、一時的にコストは若干高くなりますがShopifyへ移行をしたほうが長期的には売上も伸ばしていきやすいでしょう。

移行プロセス

BASEからShopifyに移行するのってすごく大変そう

費用はどのくらいかかるの?

移行したほうが良いとは思いつつ、こういった不安をお持ちの方も多いのではないかと思います。
実際に移行をするとなると、制作会社への外注または自社での移行作業のどちらかを行う必要があります。

外注や自社制作の工数と費用目安はおおよそ以下の通りです。

制作会社へ外注した場合:工数10時間程度/費用:40万円~150万円程度(相場80万円前後)※1

自社での移行作業をした場合:工数20~80時間程度/費用:0円 ※2

※1:制作会社や依頼ボリュームによって変動します。
※2:作り込み度合いや作業担当者によって変動します。

外注をした場合はデザインや機能など理想に近いものを実現できる一方で、
自社制作を行うことで社内にShopify運用のノウハウをためていくこともできます。

資金や人員などのリソース状況や事業目標などに併せて検討していきましょう。

次に外注と自社制作それぞれの流れをご紹介します。

制作会社への外注した場合の流れ

STEP
業者の選定

EC制作会社の業者選定を行います。制作会社によって作業領域や工数、コストなどが大幅に異なる場合があるため、必ず相見積もりを取りましょう。依頼時期によってはIT導入補助金などを活用することも可能なので、是非検討しましょう。

Shopify構築の業者選定の際は、アプリやテーマ設定のノウハウが重要になります。Shopifyアプリや効率のよいテーマ運用ノウハウを持った業者を選定しましょう。

STEP
制作会社との要件定義

どのようなお店をつくりたいか(デザイン)はいくつか参考になるサイトを共有すると制作会社との会話がスムーズになります。

また自社の運用体制や人員体制を伝え、最適なストア構築を目指しましょう。

機能要望を洗い出し、導入アプリを選定してもらいましょう。

STEP
納品

制作会社に依頼した場合、デザイン指定などボリュームにもよりますが納期は2ヶ月~6ヶ月となることが一般的です。


自社で移行作業を行う場合の流れ

STEP
Shopifyアカウントの開設

Shopify無料トライアル

上記のリンクより管理アカウントとストアを開設します。

STEP
Shopifyストアの開設

同じリンクから進み、ストアを開設します。

STEP
構築作業

実際に構築を進めていきます。

品番数が多い(30品番以上)ストアを構築する際には以下をご参考ください。

CSVを使って商品登録を行う方法についてはこちらの記事で解説しております。

また商品画像の紐づけを一括で行う際には、商品画像一括登録くんをお使い頂くと便利です。

STEP
開店

構築作業が終わったら、いざストア開店です。

EC事業の売上を伸ばす秘訣は構築だけではなく、開店後の運用にあります。

集客やリピート増加施策など、様々な施策を検討しましょう!

おわりに:BASEから他のカートへの移行はあり?なし?

いかがでしたでしょうか?

”外注するほど費用はかけたくはないが、Shopifyのノウハウがほしい”といった方に向けて、Marketdiveではコンサルミーティングサービスを提供しております。

構築や運用に関するアドバイスや、おすすめのアプリなどご要望に併せてご提案が可能です。

まずはお気軽にお問合せください。

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この記事を書いた人

MarketdiveはShopifyパートナーであり、独自に開発したShopifyアプリ「商品画像一括登録くん」を運営しています。またEコマース専門家として、Shopifyを中心にEC事業及びデジタルマーケティングのコンサルティングを提供しています。

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