【Shopify】ユーザーにアンケートを取る方法は?アプリや活用事例も紹介

Shopifyの急成長によりモール型のECではなく、自社ECを開店する企業が増えています。それに伴い、様々な企業が独自のデザインやサービスを打ち出し集客戦略を図っており、どの企業もより高度な差別化戦略が求められるようになってきています。

そんな競合や顧客ニーズなどの環境変化にも柔軟に対応できるところが、Shopifyの最も大きな魅力の一つと言えます。なぜなら、デザインや導線の差し替えを簡単に行えるだけでなく、アプリをインストールすることで拡張機能を追加していくことができるからです。

本記事では「ユーザーへのアンケートを実施し、顧客満足度を高める方法」「ユーザーにいくつかの質問を表示し、回答内容にあわせて遷移先を出し分けるコンテンツページの作り方」を紹介します。

またMarketdiveでは購入前・決済完了時・購入後・商品到着後など任意のタイミング・任意の箇所に自社のページ上やメールなどでアンケートを表示できるアプリを開発中です。そちらのアプリについてもご紹介致します。

※2023年4月5日:紹介しているアプリの料金体系に変更があったため、反映しました。

【この記事はこんな方におすすめ】

  • 自社ECストアの顧客満足度やリピート率を改善したい方
  • 自社ECストアのコンバージョン率を改善したい方
  • ユーザーアンケートを実施し、顧客の声を知りたい方
  • 顧客の細かい要望に併せて商品紹介やメッセージを切り替えたいと考えている方
  • コンテンツページの作り込みによって他社との差別化やサービスの充実を測りたい方
目次

ECサイトにおけるアンケートの活用

そもそもアンケートを実施する意義とは

ECを運営する上で、顧客満足度やユーザー評価が直結的に大きな影響を与えます。

なぜならECサイトの売上は

アクセス数×コンバージョン率×客単価×リピート回数

で成り立っており、顧客満足度や顧客評価はその中でもコンバージョン率リピート回数に大きな影響を与える変数であるためです。またそれだけでなく、友人への紹介やSNSへのポジティブな投稿など、購入意欲の高いユーザーからのアクセス数増加にも影響します。

また、「コンバージョン率」「リピート率」「口コミ数」などの指標が良いと、アクセス数に比例して売上が伸びていく好循環が起こるようになるため、コンテンツ施策や広告の費用対効果なども劇的に改善する可能性があります。

逆に言うと「広告を試してみたけど費用対効果が合わなかった」というECサイトの例もよく耳にしますが、上記にような項目が原因となっているケースも少なくありません。

そこで自社ECサイトの顧客満足度を高めるための施策の基礎として、非常に重要なのが「ユーザーアンケートの実施」です。

ECサイト上やメールやSNSなどを活用して顧客アンケートを実施することで、自社のECサイトの現時点での顧客評価や顧客満足度の現在地と、達成すべき状態とのギャップやその原因を確認することができます。

ユーザーアンケートの実施方法

アンケートを実施手順を一例として紹介致します。

アンケート実施サイクルの例:
1,ゴール(目的/目標)を設定する
2,設置箇所を選定する
3,設問を設計する
4,アンケート結果を分析する

1. ゴール(目的/目標)を設定する

まずは「何の数値を改善したいのか」を決めることが重要です。
例えば自社ECサイトの現状が「コンバージョン率は高いがリピート率が低い」のか「リピート率は高いがコンバージョン率が低い」のかによって、ユーザーの声を集めるべき項目は異なります。(どちらも低い場合はまずコンバージョン率の改善を目指しましょう。)

まずは「コンバージョン率を改善したいのか/リピート率を改善したいのか」など改善すべき項目がどれなのかを明確にしましょう。
またアンケート結果を集計・分析したときに、どんな施策を考えうるのか、想像してみることも大切です。

2. 設置箇所を選定する

目的によって設置すべき箇所や表示すべきタイミングは異なります。

例えばコンバージョン率を改善したいにも関わらず、決済完了ページや購入後のメールなどでアンケートを実施しても、コンバージョンしなかったユーザーへのアンケートを実施することはできません。

そのため、コンバージョン率を改善したい場合はトップページや商品ページなどに設置したほうが効果的であると考えられます。
逆にリピート率を改善したい場合は、決済完了ページや購入後のメールなどでの実施は効果的といえるでしょう。

3. 設問を設計する

質問数はなるべく少なく、質問内容はシンプルなものにすることを心がけましょう。
また、単一回答・複数回答・自由記述など、質問に応じて適切な回答方法を用意することも大切です。
回答選択肢は多すぎても少なすぎても回答率が低下します。ユーザーにとってわかりやすく網羅的な、質問に応じた適切な選択肢を用意しましょう。

4. アンケート結果を分析する

アンケートに回答してくれたユーザーがどのようなユーザーなのかということを踏まえ、場合に応じてShopifyの管理画面にある分析機能やGoogleアナリティクス、サーチコンソール、ヒートマップツールなども組み合わせて分析をしましょう。

弊社開発中のShopifyアプリ-任意の箇所でアンケートを実施可能

ここまで紹介してきたアプリは基本的に自社ECサイト内にアンケートやクイズを設置し、回答に応じて商品の紹介などを行う機能が中心でした。

現在、弊社ではアンケートアプリを開発中です。

・任意のページ/任意のタイミングでのアンケートを表示またはメール送信

・アンケート回答後に商品を紹介/クーポンを配布

などの機能を実装予定です。

>>こちらから開発中のアンケートアプリに関する先行情報の受け取りを申込みいただけます。<<

※機能や価格について詳細は未定です。

【導入予定機能の一部を紹介】

※これらの機能は開発中であり、変更の可能性がございます。

①トップページや商品ページにアンケートを設置し、回答に応じて商品紹介やクーポン配布などを実施。

購入前のユーザーにアンケートを実施することで、コミュニケーションを図りコンバージョンレートや顧客満足度を高めることが見込めます。

またユーザーにとって邪魔にならない適切なアンケートを設置することで離脱率を低下させる施策を実施できます。

また、離脱してしまうユーザーの一部から、離脱してしまう原因を聞き出すこともできるかもしれません。

アンケートオブジェクトはホップアップ/追尾バナー/固定バナーなど様々な形式を構想しています。

また、アンケートそのものを表示することもアンケートリンクを設置することも想定しています。

[質問例]

-当店を知った最初のきっかけを教えてください。

-○○を購入する際、最も重視している項目をお選びください。

-本日のサイト訪問目的は何ですか?(選択肢:・商品購入 ・商品情報の確認 ・価格比較 ・その他)

など

[施策例]

-ユーザーに「あなたにオススメの商品/コレクション」などを表示する

-クーポンコードを配布する

-時間制限つきの割引を適用する

など

②決済完了画面でアンケートを設置

決済を完了したユーザーにだけアンケートを実施することも可能です。

分析ツールを見るだけでは推測しきれない「お客様の声」を聞くことで、オンラインストアや商品の改善を行えます。

ユーザーからのフィードバックを反映させることで、顧客との長期的な関係を築くことができます。

また、アンケート結果をもとに顧客をセグメント分けし、各セグメントに対するマーケティング戦略を立てることができるのも魅力の一つです。

[質問例]

-あなたが当サイトを知った最初のきっかけを教えてください。

-普段オンラインとオフラインどちらで購入することが多いですか?

-年に何回ほど商品を買い替えていますか?(選択肢:1回 2回 3回 4回以上)

など

③購入後、X日後にアンケートメールを送信

購入から一定期間経過後に注文を送信することで、商品使用後の感想や満足度などを調査したりすることができます。

また、アンケート回答後に商品紹介ページを表示したり、クーポンを配布することで、買い替えを促すことでリピート率の向上につなげることも出来るかも知れません。

購入後もユーザーとのコミュニケーションを図ることで、顧客のロイヤリティを高めることが見込める施策です。

[質問例]

-どんな場面で商品を利用しましたか?

-商品を使用したことで、どのような変化が起こりましたか?

など

[施策例]

-次はこちらの商品を試してみてはいかがでしょうか?

-次にこちらの商品を購入し、より○○を充実させましょう

-2回目の購入のお客様に特別な割引をご用意しております。

など

【アプリに関する先行情報を受取る】

>>こちらから開発中のアンケートアプリに関する先行情報の受け取りを申込みいただけます。<<

既存のアンケート関連Shopifyアプリ

PERFECT: Product Quiz Builder(旧PPF: Product Quiz Builder)

また、コンバージョン率が低いECサイトでは「自分にあった商品を見つけにくい」ということが原因となっているケースも考えられます。

その場合には、ユーザーが商品を探しやすいように補助するコンテンツページを設置することで解消できるケースもあります。

そういった場合に”PERFECT: Product Quiz Builder(旧PPF: Product Quiz Builder)”というアプリを使うことで簡単にクイズページを設置することができます。

ユーザーにいくつかの質問をしていくことで、お勧めする商品を絞り込んでいくという導線です。

その中でもこのアプリは無料ではじめることができ、簡単に操作できるためオススメです。

アプリ名:PPF: Product Quiz Builder

価格:

価格無料$19.99/月
機能クイズへの参加回数と完了回数は無制限です。
メールコレクション
レベニュートラッキング
リザルトマッチング
輸出用リード
翻訳
3問限定
(14日間無料トライアルあり)
無制限の質問
メール送信
CSSデザインパーソナライゼーション
アドバンスト・ロジック・ジャンプ
高度な質問タイプ
その他多数
PERFECT: Product Quiz Builder-料金プラン別の機能一覧

機能解説:

  • 質問項目を設定し、回答に応じて商品ページ紹介やメールマガジンを配信
  • 質問内容はテキスト・画像・絵文字などで設定可能
  • 回答別の売上などアナリティクス機能

Octane.ai Quiz & Surveys(旧)Octane AI: Quiz Growth Tools

”Octane.ai Quiz & Surveys(旧)Octane AI: Quiz Growth Tools”は同様にクイズページを設置するためのアプリで、有料にはなりますが、その分機能が非常に強力です。

アプリ名:Octane.ai Quiz & Surveys(旧)Octane AI: Quiz Growth Tools

価格:月額$50~

価格OCTANE
$50/月
OCTANE PLUS
$200/月
機能コードレスで美しいクイズが作れる
オプトインやクイズのポップアップを作成
Klaviyoにデータを同期してパーソナライズを行う
Klaviyo、Zapierなどと連携する
Octaneプランで利用できる機能
Klaviyoとの高度な連携
クイズロジック分岐
クイズ結果URL
製品表示のカスタマイズ
カスタムCSS
などなど!
Octane.ai Quiz & Surveys-料金プラン別の機能一覧

機能:

  • 質問項目を設定し、回答に応じてページ遷移や商品ページ紹介、メールマガジンを配信
  • 質問内容はテキスト・画像・絵文字などで設定可能
  • 商品紹介ページに遷移した際、商品の選定理由などを表示するなどのカスタマイズが可能
  • 回答別の売上などアナリティクス機能
  • 閲覧頻度やカート動向、登録顧客セグメントなどによるポップアップの表示
  • 豊富なテンプレートにより、簡単に洗練されたカスタマイズページを作成可能

最後に

いかがでしたでしょうか?

自社ECを運営する大きなメリットの一つとして、顧客満足度を高めリピート率を高めていくことで収益性を高い事業を展開できる可能性を秘めていることが挙げられます。

またそうして高い満足度を獲得してファンを増やしていけば、長期的な売上にも繋がっていくでしょう。

また、単に商品を並べて売るだけではなく顧客の要望に応じた導線を用意することで、カスタマーリレーションシップ(顧客との関係)を深めることができるため、商材によっては非常におすすめできるShopifyアプリを紹介いたしました。

今回ご紹介した開発予定中のアンケートアプリの問い合わせやコンサルティングサービスへのお問い合わせは以下よりお気軽にご連絡ください。

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初回相談は無料で承っております。(最大30分まで)WEBミーティング予約ボタンより、お好きな時間にご予約いただけます。

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この記事を書いた人

MarketdiveはShopifyパートナーであり、独自に開発したShopifyアプリ「商品画像一括登録くん」を運営しています。またEコマース専門家として、Shopifyを中心にEC事業及びデジタルマーケティングのコンサルティングを提供しています。

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